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クレジットカードで投信積み立て 賢く使いこなすには - 日本経済新聞

クレジットカードで投資信託を毎月一定の額で買い付けて積み立てる「クレカ投資」が普及しつつある。大手ネット証券が相次いでサービスに参入し、利用できる証券会社やカードの選択肢が増えているのだ。個人投資家にとっては、積立額に応じたポイント還元を受けることができる点がメリット。各社のサービスの違いを押さえて、賢く使いこなしたい。

大手ネット証券で、クレジットカードで投信の積み立てができる仕組みが広がっている。2022年2月にマネックス証券が、3月にはauカブコム証券がサービスを開始した。先行していた楽天証券、SBI証券に続いた形だ。ポイントサービスに詳しいポイ探(東京・世田谷)の菊地崇仁代表は、「証券会社には、カード利用者の口座開設を促す狙いがある。今後も対応するカードが増えるのではないか」と話す。

まずはクレカ投資の仕組みを把握

クレカ投資の最大の魅力は、投信の買い付け額に応じてポイント還元が受けられる点にある。1.0%還元であれば、月5万円の投資に対して500円、年間6000円相当のポイントが得られる。購入する投信や毎月の買い付け額を一度設定するだけで、投資額に対して確実にリターンが得られる点は魅力的だ。「積み立て投資をしている人は、利用しない手はない」(菊地さん)。まずは大まかな仕組みや注意点を押さえることから始めよう。

投信の買い付け額の支払いは、カードで買い物をする時と同様に、決済日に後払いするシステムだ。毎月の積立額を設定すれば、証券会社によって定められた日に投信の買い付けが行われる。積み立て型の少額投資非課税制度(つみたてNISA)を利用することも可能だ。

注意点もある。まず、証券会社によって利用できるクレジットカードが決まっていることは知っておきたい。毎月の積立額の下限は100円か1000円で、上限は5万円までだ。

クレカ投資に対応している証券会社の中には、購入できる投信の本数が限定されている会社もある。ネット証券大手4社の場合は、積み立て投資の対象となっている投信は全てクレジットカードで買い付けることができる。楽天証券のように、還元されたポイントを積み立ての購入資金に充当できる証券会社もある。セゾンポケットは、投信だけでなく個別株やETF(上場投信)のクレカ積み立てが可能だ。

サービスの選び方のポイント

お得度を重視するなら、ポイント還元率で選ぶのが手だ。大手ネット証券4社で比較すると、0.5~2.0%と幅がある(22年5月時点)。SBI証券はカードのランクによって還元率が変わる。一般カードの場合は0.5%だが、プラチナカード(2.0%)やゴールドカード(1.0%)だと還元率がアップする。「auカブコム証券の場合、スマートフォンをau回線と契約していれば12カ月間は5%還元になる」といった、他のサービスとの併用で還元率がアップする可能性もある。

既に自分が持っているカードでサービスを選ぶのもいいだろう。家計で受け取るポイントを統一すれば、まとめて管理がしやすいというメリットがある。

還元率変更の可能性も

ただし「ポイント還元率は改変する可能性があるので、心づもりをしておきたい」(菊地さん)。楽天証券は22年9月買い付け分からポイント還元率の変更を決定。1.0%と高い還元が人気を集めていたが、信託報酬のうち楽天証券が受け取る手数料が0.4%未満の投信については、還元率を0.2%に引き下げると発表した。「証券会社が受け取る手数料が低い投信については、他社でも同様のリスクはある」��(菊池さん)。東京都在住の20代の会社員男性は「楽天証券の改変を受けて投資対象の見直しを考えている」と語る。利用する証券会社を変更することも検討しているという。

大手ネット証券の対応が広がる一方で、サービス変更など足元では絶えず動きがあるクレカ投資の世界。22年夏ごろには、ロボアド投信サービスのウェルスナビがイオンカードでの積み立てサービス開始を予定している。まだまだ新たな動きが期待できそうだ。

(大松佳代)

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June 01, 2022 at 09:00AM
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