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クレジットカードの手数料「インターチェンジフィー」の標準料率を国際ブランド別に解説! カードのステータスや加盟 ... - ダイヤモンド・オンライン


クレジットカードなどの国際ブランドのインターチェンジフィー

 クレジットカードなどの国際ブランドである「Visa」「Mastercard」「銀聯(UnionPay/ユニオンペイ)」のインターチェンジフィーの標準料率が2022年11月30日に公開された。
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 インターチェンジフィーとは、加盟店管理会社(アクワイアラ)がカード発行会社(イシュア)に支払う手数料のことだ。

 クレジットカードを利用したときに各社間で支払われる手数料などの流れは下記の通り。

 また、加盟店が加盟店管理会社に支払う手数料は、インターチェンジフィーに加盟店管理会社の料率を加算したものとなる。

 今回、公開されたのは、あくまでも加盟店管理会社がカード発行会社に支払うインターチェンジフィーの標準料率。加盟店が加盟店管理会社に支払う手数料の料率とは異なるはずだが、ある程度は参考になるだろう。

 Visaのクレジットカードなどは「一般」「ゴールド」「プラチナ」「Infinite」というようにランクがあり、インターチェンジフィーは、カードのランクに応じて変わる仕組みとなっている。
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 たとえば、コンビニやスーパーマーケットといった日常利用系の加盟店では、標準料率は「一般」で0.90%、「ゴールド」で1.00%、「プラチナ」と「Infinite」で1.20%となっている。また、航空会社の加盟店では「一般」が1.10%、「ゴールド」が1.20%、「プラチナ」が1.40%、「Infinite」が1.70%となっている。カードのランクが上がれば、インターチェンジフィーも上がるというわけだ。

■Visaランク別のインターチェンジフィーの標準料率(日常利用・航空会社)
  一般 ゴールド プラチナ Infinite
日常利用 0.90% 1.00% 1.20%
航空会社 1.10% 1.20% 1.40% 1.70%

 これは、Mastercardも同様で、日常利用系の加盟店は「一般」「ゴールド」「プラチナ」が0.85%、「チタン」「ワールド」「ワールドエリート」が1.30%となっており、航空会社の加盟店は「一般」が1.25%、「ゴールド」が1.35%、「プラチナ」が1.45%、「チタン」が1.60%、「ワールド」が1.80%、「ワールドエリート」が1.90%となっている。このように、カードのランクだけでなく、国際ブランドによってインターチェンジフィーの標準料率は異なる。

■Mastercardランク別のインターチェンジフィーの標準料率(日常利用・航空会社)
  一般 ゴールド プラチナ チタン ワールド ワールドエリート
日常利用 0.85% 1.30%
航空会社 1.25% 1.35% 1.45% 1.60% 1.80% 1.90%

 つまり、上位ランクのカードになるほど、カード発行会社の収入(インターチェンジフィー)が増えるので、カード発行会社としては一般カードよりもプラチナカードやブラックカード(Infiniteやワールドエリート)を使ってもらったほうが収入が増えることになる。

 なお、税金や公共料金などの支払い分はポイント還元率が下がるクレジットカードもあるが、公共サービスなどの支払いに関してはインターチェンジフィーの標準料率も低く設定されている。

■Visaランク別のインターチェンジフィーの標準料率(公共サービス)
  一般 ゴールド プラチナ Infinite
政府・公共サービス 0.60% 0.70% 0.90%
■Mastercardランク別のインターチェンジフィーの標準料率(公共サービス)
  一般 ゴールド プラチナ チタン ワールド ワールドエリート
公共サービス(政府など) 0.56% 1.00%
公共サービス(水道光熱費など)

 たとえば、光熱費の支払いに一般カードを利用した場合、カード発行会社に入る手数料はVisaで0.60%、Mastercardで0.56%となる。これに独自の手数料を加えたとしても、利用者に1%分のポイントを還元すると、カード発行会社の利益はマイナスになってしまうだろう。
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 したがって「楽天カード」「アメリカン・エキスプレス」「ダイナースクラブカード」などは、税金や公共料金などの支払い分に対するポイント還元率を低くしているというわけだ。
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 ちなみに「楽天カード(Mastercard)」をAmazon.co.jpで利用したときの還元率が0.2%に下がったのは、おそらくインターチェンジフィーの問題だと思われるが、今回公開された標準料率から推測することは難しそうだ。
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 以上、今回は、クレジットカードなどの国際ブランドにおけるインターチェンジフィーについて解説した。

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