遺族の悲しみパネルで訴え新宿駅西口で犯罪被害者支援：東京新聞 ... - 東京新聞

被害者の写真と遺族のメッセージが紹介されたパネル展示＝JR新宿駅西口広場イベントコーナーで

　殺人事件や交通事故の被害者の写真を遺族のメッセージとともに紹介するパネル展示が2日、東京都新宿区のJR新宿駅西口広場イベントコーナーで始まった。3日まで。

　公益社団法人「被害者支援都民センター」が、被害者や遺族への支援の輪を広げようと企画。45枚のパネルが並ぶ。

　コーヒーショップでバリスタをしていた長男忍さん＝当時（29）＝を交通事故で失った深迫祥子さん（55）＝熊本市＝は、飲食店でくつろぐ息子の写真とともに「もう一度、貴方の声が聞きたい、会いたい」との言葉を添えた。深迫さんは「息子を思い出さない日はない。同じような被害に遭う人が出ないでほしい」と話した。

　同センターの染谷明宏専務理事は「遺族のことを知ってもらい、手を差し伸べるきっかけになれば」と話していた。（浜崎陽介）