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継続寄付はなぜ重要?4つの観点から解説、クレジットカード決済対応の団体も | 寄付情報メディア HEDGE GUIDE - 金融・投資情報メディア HEDGE GUIDE

寄付の方法には、大まかに「毎月(継続)寄付」と「今回だけ寄付(スポット寄付)」という方法があります。

継続寄付には、団体にとって一定の収入になる、長期に渡る支援が出来るなどのメリットがあり、クレジットカード決済や銀行口座からの自動引き落としにすることで寄付者にとって送金の手間がかかりません。

本記事では継続寄付が重要な理由4つ、継続寄付が出来る団体や注意点を解説していきます。

目次

  1. 継続寄付が重要な理由4つ
    1-1.団体にとって一定の収入になる
    1-2.長期に渡る支援を実行できる
    1-3.少額からでも支援が可能
    1-4.クレジットカード決済により、現金を取り扱う手間やリスクが無い
  2. 継続寄付を行う際の注意点
    2-1.無理のない範囲で寄付を行う
    2-2.寄付先選びは慎重に
  3. クレジットカード決済などで継続寄付ができる支援団体3つ
    3-1.特定NPO法人日本ファンドレイジング協会
    3-2.認定NPO法人カタリバ
    3-3.認定NPO法人CCP Japan
  4. まとめ

1.継続寄付が重要な理由4つ

継続寄付とは、毎月に渡って一定額を支援団体に寄付する方法です。継続寄付が重要である理由4つを見ていきましょう。

  • 団体の一定の収入になる
  • 長期に渡る支援を実行できる可能性が
  • 少額からでも支援が可能
  • 現金を取り扱う手間やリスクが無い

1-1.団体にとって一定の収入になる

継続寄付によって、団体にとって毎月一定の寄付収入が入ります。一定の寄付収入が見込めることによって、団体の運営方針を具体的に定めやすくなるメリットがあります。

例えば、NPO法人や公益社団(財団)法人などを運営するためには、支援活動のための費用を中心に人件費や広報費、賃料、管理費などのランニングコスト(維持費用)を毎月支払わなくてはいけません。

翌月以降の収入が見込めていることによって、このような経費も事前に想定しやすくなり、運営方針を具体的に定めていくことが可能になります。団体を持続的に運営するためには、継続寄付は大事な収入源であると言えるでしょう。

1-2.長期に渡る支援を実行できる

毎月の継続寄付による収入が得られることで、団体では長期に渡るプロジェクトの立案・実行ができることがあります。

1日・1週間といった短期の支援活動でも効果が出る事はありますが、子供の教育支援や途上国のインフラ整備などは年単位の期間を要する事もあり、より多くの費用が必要となります。

継続寄付によって長期の支援活動を実行できる事例があり、団体の信頼性を高められる、活動の幅が広がる、より多くの人を支援できるなどのメリットも生じる可能性があります。

また、寄付者側にとっても継続寄付を続けることによって、長期にわたって団体が取り組む課題に関心を持ったり、活動に関わる機会が得られたりします。団体にとってお金の支援も重要ですが、自分たちの活動に広く関心をもってもらうことや一緒に取り組んでくれる仲間も非常に重要です。

1-3.少額からでも支援が可能

継続寄付は月500円からといった少額からでも寄付が可能です。1回あたりの寄付額が少なくとも、長期的に支援を継続することによって大きな支援を行うこともできるようになります。

また、1ヶ月500円でも100人で5万円、1000人で50万円と人数が多くなることで団体にとっては大事な収入源となります。

1-4.クレジットカード決済により、現金を取り扱う手間やリスクが無い

継続寄付はクレジットカード決済に対応している団体が数多くあります。運営側にとって現金を取り扱うリスクや手間を省くことができます。

2.継続寄付を行う際の注意点

継続寄付を行う際には、無理のない金額で寄付を行う、慎重に寄付先選びを行う事を心がけましょう。

2-1.無理のない範囲で寄付を行う

継続寄付は寄付者にとって毎月の出費となりますので、無理のない金額を設定しましょう。

毎月の継続寄付は家賃や光熱費などと同様に、出費の中でも「固定費」となります。臨時の出費を想定した余裕のある金額で寄付を行う事が重要です。

2-2.寄付先選びは慎重に

寄付先を選ぶ際には、毎月の寄付で何が出来るかという点に加え、活動内容や団体の理念、収支報告など団体の信頼性もチェックしておくことが大切です。

一口に「寄付」と言っても、海外と国内、災害支援や公衆衛生などといった多くの選択肢があります。寄付者自身が「誰に・どのような団体・活動に支援を行いたいか」を検討した上で寄付先を選ぶよう心がけておくと良いでしょう。

3.クレジットカード決済などで継続寄付ができる支援団体3つ

継続寄付ができる団体は数多くありますが、今回はクレジットカード決済に対応している団体を3つご紹介します。

  • 特定NPO法人日本ファンドレイジング協会
  • 認定NPO法人カタリバ
  • 認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン(CCP Japan)

3-1.特定NPO法人日本ファンドレイジング協会

日本ファンドレイジング協会特定NPO法人 日本ファンドレイジング協会は、2009年に寄付・社会的投資が進む社会の実現に向けて設立されました。

ファンドレイジング(資金集め)に関わる人々と、寄付など社会貢献に関心のある人々のためのNPOとして、認定資格制度の導入や子ども向けの社会貢献教育、遺贈寄付の推進、寄付白書の発行などの活動を行っています。

継続寄付は子供達が寄付やボランティアを体験する活動に活用されます。「社会貢献サポーター」として月1000円が一口応援団、月2000円は一口応援団長、月5000円は一口校長先生という名称がつけられています。継続寄付の支払い方法はクレジットカード決済です。

3-2.認定NPO法人カタリバ

カタリバ認定NPO法人カタリバは、全ての10代が意欲と創造性を持つ社会の実現を目指し、2001年に高校への出張授業によって活動がスタートしました。

主な活動内容は不登校の子供達への支援プログラム、高校への出張授業、家庭環境に困難を抱える子供達の居場所づくりなどで、被災地の子供達への支援も継続的に行っています。

継続寄付はクレジットカード決済又は銀行口座振替に対応しています。寄付金額は指定した金額又は月1,000円・3,000円・10,000円から選択が可能です。

認定NPO法人カタリバの継続寄付

月1,000円で生徒2人に授業を、月3,000円で生徒8人に1ヶ月間食事を提供など「寄付金によってできること」を具体的に提示して寄付を呼びかけています。寄付者にとって、寄付による効果のイメージが分かりやすくなるよう工夫されています。

3-3.認定NPO法人CCP Japan

認定NPO法人CCP認定NPO法人パレスチナ子どものキャンペーン(CCP Japan)は、1986年に設立された団体でパレスチナと周辺の地域で困難な状況にいる子供・家庭などに支援を行い、平和な国際社会の実現を目指し活動しています。

難民支援や教育支援、女性の自立支援、児童館支援、障害者の自立支援などをヨルダン・シリア・ガザ・レバノンなどの国・地域で行っています。

クレジットカード決済での継続寄付は1回1,000円以上、1,000円単位の金額で、「毎月」もしくは「任意の定期月(選択可能)」に設定できます。郵便局の口座振替、銀行口座からの引き落としも可能です。カタリバと同様に、寄付で出来る事を画像と文章で具体的に示されています。

認定NPO法人CCPの継続寄付

まとめ

継続寄付が重要な理由と団体、継続寄付を行う際の注意点を解説しました。

少額からでも継続して寄付を行う事で団体や支援したい人にとってプラスとなる事があります。この記事を参考に継続寄付について知り、今後に活かしていきましょう。

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田中 あさみ

田中 あさみ

経済学部在学中に2級FP技能士(AFP)の資格を取得。ライターとして不動産投資を含む投資や年金・保険・税金等の記事を執筆しています。医療系の勤務経験がありますので、医療×金融・投資も強みです。HEDGE GUIDEでは不動産投資を始め、投資分野等を分かりやすくお伝えできるよう日々努めてまいります。
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