目次
ごあいさつ
はじめまして!ニシヤマイバショラボです
2021年5月、「まちにイバショを!」という思いで、名古屋市名東区の西山商店街にある「ニシヤマナガヤ」という複合施設を拠点に、このまちに住む3人で活動を始めました。
イバショラボ結成のきっかけ
●たくさんの人が住む西山学区
名古屋市名東区の西山学区は、児童数1,200人を超えるマンモス校の西山小学校を中心に、約7,500世帯、多くの方が暮らしています。転勤など人の出入りが激しく、コミュニティが継続されにくいということ、また子どもの習い事など小単位のコミュニティは存在しても、その垣根を越える交流が生まれにくいという現状があります。
●商店街で誰かに会うと元気になった
メンバーの白石は、このまちに住む3児の母です。商店街で誰かと話をしているうちに心のモヤモヤが晴れていた!という経験を何度もしました。こんな心の拠り所となる居場所を自分も作りたいと思うようになりました。
●人々が集まれる、頼れる場所が欲しい
メンバーの植村もこの学区に住む2児の父です。市外出身で、子どもが保育園や小学校に入るまで地域住民との繋がりはほとんどなく、学校・病院・まちのことをもっと知りたいのにどこに聞けば良いのかわからず、もっと頼れるところが欲しいと感じていました。
そんな「地域の人々が集まれる場所が欲しい!」という思いから、3年前、植村は西山商店街の空き店舗を活用して「ニシヤマナガヤ」という複合施設を作りました。
●「ニシヤマナガヤ」で出会った3人
「ニシヤマナガヤ」は「街のLiving」をコンセプトとした複合施設で、1階はカフェと花屋、2階はキッチン付きのレンタルスペースと事務所が併設されています。「ニシヤマナガヤ」ができたことで、世代を問わず多くの方が集まり、新たなコミュニティが形成されるようになりました。
そのコミュニティの一つが私たち「ニシヤマイバショラボ」です。地域コミュニティや居場所について同じ問題意識を抱えていた3人が知り合い、活動を始めました。
イバショラボってどんなことしてるの?
「ニシヤマナガヤ」を拠点に様々なイベントを行い、人々のコミュニティ形成、新たなイバショのきっかけを作っています。
●アットホームなエホンノジカン
親子向けのおはなし会「エホンノジカン」は中核イベントで、活動初期から続いています。子どもと出かける場所が限られ「孤育て」になりやすい昨今、月1回のゆるいつながりは、ほんの少し息抜きできる居場所になっていると感じます。
●書道、ミシン、映画…様々なイベント
その他には、小中学生向けの書道イベント、親子向けのミシンWS、映画や本に関する座談会などを行ってきました。
●好評だった本のイベント
直近では「焼菓子moegiiro」とコラボした「本と焼菓子の日」を行いました。焼き菓子とともに読書を楽しんでいただく本の貸し出しイベントです。夏休み中は、宿題用の本を探しにきた親子づれが多く、まちの方々に喜ばれました。
「暮らせる図書館」をつくる理由と想い
ゆるいつながり、暮らすように過ごす場所
「ニシヤマナガヤ」によって気軽に集まれる拠り所ができましたが、もっとみんなと過ごせる場所が欲しいという想いが芽生えました。
●家のような環境で子どもを見守りあう
藤野は3歳児の子育て真っ最中。我が子は可愛く、ずっとそばにいたい!でも趣味や仕事をする自分の時間も欲しい。自分以外にも誰かが子どもを少し見てくれたら助かるのに…家のようにくつろげる場所で、みんなで子どもたちを見守り合いながら過ごせる場所が欲しいと思っていました。
●ゆるやかな共同生活
子どもとその親だけではなく、他の大人もそこにいて、みんなで見守り合う。地縁血縁のような強力なものではなく、ちょっとした時に頼り支え合える、そんなゆるやかな繋がりを感じられる場所が欲しい。私たちの構想はそこからスタートしました。
子どもたちに本と出会う場所を
●図書館が近くにない環境
「暮らせる図書館」の近くには、市内一のマンモス校である西山小学校があり、約1,200人の子どもたちが通っています。しかし、この地区には子どもが歩いて行ける範囲に図書館がありません。
●本が私の心と体を守ってくれた
かつて百貨店に勤めていた藤野。百貨店の仕事はとても充実していましたが、多くのお客さまや従業員と接する仕事で、疲れが蓄積していました。
パンパンな頭と心を解放してくれたのは、休憩時間の読書でした。本を開くと周りの音が消え、現実から離れて本の世界に入り込みます。今振り返ると、その時間が頭と心を休ませてくれたおかげで、最後まで楽しく仕事を全うできたと感じます。
●本と出会う場所をつくりたい
このような経験は、みなさんもあると思います。読書に限らず、映画やゲーム、旅行・・・それぞれに合った気分転換や生きがいがあるでしょう。ですから、誰もが本を好きになり、本を読むべきであるとは決して思いません。
ですが、環境のせいで可能性が開かれないのは、とても歯がゆいです。本に触れる機会さえあれば、読書の楽しさを知る子はたくさんいるはず。人生で困難にぶち当たったとき、本が乗り越えるきっかけや活力になるかもしれない。
そんな必要な人に届くよう、本と出会う場所を作りたいと考えました。
まちのみんなにとっての「1.2」の帰る居場所を
●家や学校・職場から離れた自分だけの場所は少ない
大人だったら、家に帰る前にカフェや飲み屋に寄ってひと息つけます。でも子どもはそういう訳にはいかない。家以外で、ただぼーっとできる子どもの居場所は、実は少ないと感じます。
大人でも、カフェや飲み屋では何か頼まないといけないので、本当に何もしなくてよい場所は多くないのかもしれません。
●「3」でも「1.5」でもなく、あえて「1.2」
第3の場所=サードプレイス、という言葉があります。1が家、2が学校や職場、そして3がもう一つの居場所、という意味です。あくまで私たちの感覚ですが、3は家や学校職場から離れた全く別の場所っていう感じ。私たちは、3ではなく、1と2の間の場所が欲しいと思いました。
ではなぜ中間の1.5ではないのか。自分の家を1、実家や祖父母の家を1.1とした場合、その次くらいの安心感のある居場所が良いと思いました。ホームに帰る感覚だけど、全部の肩書きを下ろした「自分」の居場所、と感じられる「1.2」の居場所を作ろうと考えたのです。
まるで暮らしているように過ごせる、本のある居場所
このような思いから、「帰る・くつろぐ・本がある」をコンセプトとした「暮らせる図書館」構想に辿り着きました。
「暮らせる図書館」ってどんなところ?
商店街の空き店舗をリノベーション
「暮らせる図書館」は名古屋市名東区の西山商店街にある、空き店舗(2階)をリノベーションします。貸す予定もなく眠っていた場所でしたが、オーナーさんに我々の思いや意義を共感いただき、貸していただけることになりました。
通りに面した扉から階段を上がり、靴を脱いで部屋に入ると、ゆったりとした広い空間。子どもたちが座って遊べて、寝転んでも大丈夫なフロア。奥には壁一面の大きな本棚。柔らかく光が差し込む窓際には一人掛け用のテーブルと椅子。ここでは、読書に集中したい大人や、勉強したい学生、ただぼーっとお茶を飲んでひと息つきたい人にもおすすめです。そして充実したキッチンも併設。まるで自分の家のようにくつろげる仕様になっています。
家・カフェ・仕事場を兼ね備えた、くつろげる環境
●カフェのような気軽さ
館内は飲食自由です。コーヒーを飲みながら読書をして、美味しい焼菓子を頬張る…カフェのような気軽さでリラックスしてご利用いただけます。
南区「街と珈琲」さんご協力の当館オリジナルコーヒー、「お國 -okuni-」さんの薬膳茶など、各種お飲物をご用意します。「焼菓子moegiiro」さんのお菓子や、みんなで食べる駄菓子ボックスも用意したいと思っています。
●仕事場のような機能性
家にいると家事や雑務が気になる。カフェにいると時間が気になる。ここはどちらも気にせずに、集中してお仕事や勉強ができます。一人だと息詰まる時も、誰かがいると気分転換できます。電源やWi-Fiも完備です。
●キッチンも充実
冷蔵庫や電子レンジ、ウォーターサーバー、IHなどまるで家のようなキッチンを備え付けます。出入りも自由なので、商店街に食材を買い出しに行って、ここでごはんを作って食べることも可能です。
みんなで本を持ち寄り共有する
●家の本棚が溢れる問題を解決!
「暮らせる図書館」の大きな特徴として、本は利用者みんなが持ち寄る仕組みにします。本って結構場所を取りますよね。置き場に困っている人も多いのでは。
壁一面の大きな本棚は利用者みんなの共有本棚。それを自宅の本棚の拡張と捉えてください。しばらく読む予定のない本をこの本棚に置いておけば、家の本棚が溢れる心配も減ります。
●みんなで本を共有したい
この本棚に置いた本は、他の利用者も手に取ります。出番がなくて家で眠っていた本たちが、ここに並べられることで他の誰かの目に留まり、日の目を浴びるかもしれません。
また、持ち寄った本をごちゃ混ぜに並べることで、自分の読書傾向と異なるラインナップに出くわします。例えば、おじさんのビジネス書の隣に子どもの絵本が並ぶ。このように、思いもよらない本の並びに、新たな気づきや出会いが生まれることもあるでしょう。
ここに置いた本をやっぱり持ち帰りたい!というときはいつでもOK。ご了解いただける本は、他の方に貸し出したり、当館にお譲りいただけると嬉しいです。
みんなで一つの本棚をつくり、場所・本・知の共有をしていきたいです。
和室のレンタルスペース
実は、大きな部屋ともう一つ、小上がりになった和室があります。ここは、レンタルスペースとして、教室やイベントなどを行えるよう貸し出します。使わないときは襖を開けて、広くくつろげる空間として使う予定です。
お金を払ってこの場を作る一員に
●有料制の理由
快適な環境で過ごすための費用を、利用者みんなで負担し合う考えのもと「有料制」にしました。家賃を支払う感覚に近いものです。お金を払うことで、大人も子どもも関係なく、皆この場所を作っている当事者であり一員になります。
有料とはいっても、できる限りご利用いただきやすい価格に設定しました。大人はカフェで過ごすくらい、子どもは習い事に通うくらいを想定しています。
●料金パターン
いずれも、利用日は出入り自由。「たくさん暮らす」大人の方は、席予約や時間外利用などの特典もあり、今後希望者が集まれば夜間利用もはじめる予定です。
●今後のスケジュール
10月初旬〜・・・内装・外装工事
10月中旬〜・・・準備
11月7日 ・・・オープン!(予定)
●基本情報
「暮らせる図書館」
住所:〒465-0085 名古屋市名東区西山本通2丁目27番地(2F)
開館日:火〜土(日月休み)
開館時間:10:00〜17:00ごろ
クラウドファンディングへの挑戦
安心・安全・快適な環境を用意したい
暮らすように過ごしてもらう場所のため、長時間滞在することを考慮した環境を整える必要があります。工事費は自己資金と銀行借入で賄いますが、特別な環境のための資金を少しでもご支援いただけたら幸いと思い、挑戦することとしました。
いただいたご支援金は、次のように使わせていただく予定です。
①ウイルス対策も考慮した24時間換気システムと空気清浄機の導入とそれに伴う改修(15万円)
②子どもたちが安心してゴロゴロできる畳やフロアタイルなど床材の導入(20万円)
③リターン費用(18万円)
④手数料・税(22万円)
また、目標を上回るご支援をいただけた場合、館内に無垢の木材をふんだんに使用し、木の香りがして調湿機能に優れた、より快適な空間に改修したいと考えています。
知ってもらい、体験してもらいたい
「暮らせる図書館」のスキームは、これまでにない全く新しい図書館の在り方ですので、まずはどんなものかを知ってもらい、体験していただきたいと思いました。それを踏まえ、よりたくさんの人に体験いただけるリターンをご用意いたしました。
リターンのご紹介
来られる人向け 体験リターン
来られない方向け グッズ・お礼の品を送るリターン
ただただ応援いただけるリターン
リターンにご協力いただいた皆さまのご紹介
西山商店街内のお店で、
ニシヤマナガヤの中にある「焼菓子moegiiro」「Story Coffee」「草木花の店たんぽぽ」。
そして、本屋「Reading Mug」さんにご協力いただきました。
また当館のロゴを製作してくださり、西山商店街でこども造形スタジオ「ふしぎcreaive」を主宰されているグラフィックデザイナーのノムラユウスケさんには、オリジナルトートバッグをデザインしていただきました。
そして、南区の「街と珈琲」さんには、オリジナルドリップパック製作にご協力いただきました。
さいごに
これまでになかったこの仕組みを広め、たくさんの人々のイバショを増やしたい
私たちがつくる「暮らせる図書館」は、これまでにない仕組みの居場所です。私たちは、これを他のまちにも増やし、よりたくさんの人々の居場所をつくりたいと考えています。
でも、私たちがつくるのではなく、このスキームを他のまちの当事者にお渡しし、そのまちにあったやり方で広めてもらうことで、より多くの方に合う居場所を増やしていくことが望ましいと考えています。
そのためにも、まずは私たち自身がこの場所で暮らして、この西山のまちに「暮らせる図書館」を根付かせることが第一歩です。この第一歩を、皆さまに応援いただけたら大変嬉しく思います。
そして、このプロジェクトは、物語に例えるとまだ第1章。「暮らせる図書館」の物語は、登場人物を変えて、第2章、第3章と続き、たくさんの人々の幸せな物語が紡がれることを私たちは願っています。
長文にもかかわらず、最後までお読みいただきありがとうございました。私たちの思いに共感いただけたら嬉しいです。そして、私たちの新しいチャレンジを応援いただけたら大変ありがたく思います。
※プロジェクト実施者と振込先が異なる点について
プロジェクト実施団体は任意団体ニシヤマイバショラボですが、振込先口座は合同会社ニシヤマイバショラボとなります。その理由は、事業化して存続させるために法人の器はあるものの、表向きの活動は任意団体としての取り組みとなること、またこの構想は3人で描いたものですが、メンバーの一人が諸事情で法人には名を連ねていないため、クラウドファンディングの場では任意団体として挑戦することといたしました。ご理解いただけましたら幸いです。
"くつろぐ" - Google ニュース
October 01, 2022 at 07:12AM
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「帰る・くつろぐ・本がある」をコンセプトとした滞在型図書館を作る! - クラウドファンディング READYFOR - Readyfor
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