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年会費・ポイント・利便性、クレジットカードの3つの賢い選び方。ビギナー向けの「簡単明瞭」な3枚とは? - Business Insider Japan

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クレジットカードを賢く選ぶなら、まずは作る目的を明確にしたい。

chaponta/Shutterstock

  • クレジットカードを賢く選ぶなら、年会費・ポイント還元率・目的や相性を重視する。
  • ただ、自分に合ったクレジットカードを選ぶ基準は十人十色だ。
  • クレジットカードの選び方がハッキリしないときは、手軽に申し込める汎用性の高いカードを狙うと失敗しない。

初めてクレジットカードを選ぶときは、ポイント還元率や年会費、使いやすさなど、何を重要視すれば良いのかが悩みの種だろう。

たくさんのクレジットカードのなかから、自分にとって最強の1枚を探すのは至難の業である。正直なところ、ランニングコストよりも優待特典を大切にしたい人や限定キャンペーンに注目したい人など、選ぶ基準は人によってさまざまだ。

もし自分に合ったクレジットカードの選び方がイマイチわからないなら、審査に通りやすく気軽に申し込めるもの、あらゆる場所やサービスで使える万能なものをチョイスすると後悔しない。暮らしのなかで役に立ち、長く愛用できるような自分好みの1枚を見つけて、まずは気軽に申し込んでみよう。

また、属性や目的別におすすめのクレジットカードを紹介しているので、ぜひそちらも参考にして欲しい。

クレジットカードの3つの賢い選び方

初めてのクレジットカード選びでは、申込に手間がかからず、初心者でも作りやすい1枚をチョイスすると良い。また、選ぶ基準としては、節約につながるポイント還元率やランニングコストを左右する年会費に着目しよう。

PR TIMESが発表した、2023年4月に実施されたウェブスターマーケティング株式会社の調査によると、クレジットカードを選ぶ決め手は以下のような結果となった。

【クレジットカードを選ぶ決め手】

順位 クレジットカードを選ぶ決め手
1位  ポイント還元率
2位 年会費・入会金
3位 利用する店舗・サービスとの相性
4位 ポイントの使い勝手
5位 入会キャンペーン
6位 シンプルな手続き
7位 サービスの充実度

この調査結果からわかるように、クレジットカード保有者は「ポイントがたくさん貯まるかどうか」に重きを置いている。クレジットカードの賢い選び方として上位3つをピックアップし、それぞれの重要性を解説しよう。

1. ポイント還元率

半数以上のクレジットカード保有者が選ぶ基準にしている「ポイント還元率」は、高いに越したことはない。ポイントの交換レートが高く、効率的に貯められるクレジットカードを選ぼう。

例えば、クレジットカードA(還元率0.5%=200円につき1ポイント)とクレジットカードB(還元率1.0%=100円につき1ポイント)を比較した場合、利用代金に対して貯まるポイントの差は以下の通りだ。

利用代金 クレジットカードA クレジットカードB
1000円 5ポイント 10ポイント
5000円 25ポイント 50ポイント
10000円 50ポイント 100ポイント
50000円 250ポイント 500ポイント

利用代金が低いとそこまで気にならないが、高い買い物をするほど「もったいない」が浮き彫りになる。どちらも1ポイント=1円相当なら、同じ5万円を支払ったとしても、クレジットカードBのほうが実質250円分がお得になっているというわけだ。

クレジットカードのなかには、ポイントの交換先によってレートが大幅にアップするものもあるため「1ポイントが何円相当なのか」を知ることが肝心である。また、クレジットカードによっては、提携店舗・特約店・加盟店・対象サービスなどの利用で還元率が5%にも10%にも跳ね上がる。

使い方次第でさらなる高還元率を狙えるケースは少なくないので、基本のポイント還元率だけに囚われず、振り幅にも注目しよう。日々の利用でコツコツと貯めたポイントは、他社の電子マネーに移行したり、支払代金に充当したり、ギフトカードに交換したりするなど、使い道も幅広い。

長期的な節約効果が期待できるポイント還元率は「お得数値」と認識し、賢く選ぶ判断材料にするのが秘訣だ。

2. 年会費の有無

年会費は、今後クレジットカードを使い続けるなかで、少なからず家計の負担に直結する。当然ながら、年会費が一切かからないクレジットカードならランニングコストは0円なので、継続的に使いやすい。ただ、年会費永年無料のクレジットカードは付帯保険や付帯サービスが物足りない傾向にある。

対して、年会費が発生するクレジットカードは、ランクとして一般カードに属するものではなく、ゴールドカードやプラチナカードが大半だ。このようなステータスの高いクレジットカードは年会費がかかる代わりに、空港ラウンジを無料で利用できたり、付帯する保険の補償限度額が大きくなったりするのがメリットだ。

注意したいのは、手を出しやすい一般カードでも「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(以下、アメックス・グリーン)」のように月会費が発生するタイプがあること。また、年会費無料と年会費永年無料の違いにも気をつけたい。

前者は、キャンペーンにより初年度のみが無料で、翌年以降は年会費がかかるパターン。さらに「年間〇〇円以上のカード利用」といった条件が設けられているパターンもある。後者の年会費永年無料であれば、特に条件を達成する必要はなく、ずっと負担なしで使い続けられる場合がほとんどだ。

3. クレジットカードを使う場所・目的

クレジットカードを選ぶ際は、利用する店舗やカードを持つ目的、サービスとの相性を加味するのが賢明である。定期的に足を運ぶコンビニや飲食店が、ポイント還元および利用の対象となるのかを把握しておけば、利用頻度から見ても無駄のないポイ活が可能だ。

仮に、カードを持つ目的が「キャッシュレス決済をまとめてカードを減らしたい」「財布を持ちたくない」なら、他社のICカードやキャッシュカードと一体化できるのか、専用のスマホアプリから一括管理できるのか、などが重要だろう。映画好きの人ならカードの優待で鑑賞券が割引されたり、旅行好きの人なら手厚い付帯保険で安心なフライトが担保されたりするなど、サービスとの相性も大切だ。

せっかくクレジットカードを作っても、自分がよく利用するお店でポイントが貯まらず、利用すらできず、ただただ年会費が発生していたら、ミスマッチと言える。日々利用していて、自分の満足度を高められる1枚をセレクトしたいところだ。

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日々利用していて、自分の満足度を高められる1枚を選びたい。

Chay_Tee/Shutterstock

迷ったら、まずは「目的」を明確に

前項では、クレジットカードの賢い選び方として「ポイント還元率」「年会費の有無」「サービスとの相性」について解説した。

しかしながら「初心者が使いやすい」「優待特典が豪華」というように、抑えたいツボは個々による。あくまでも、クレジットカードを選ぶときは自分の意思を尊重して欲しい。少しでも自分に合ったクレジットカードを探す助けになるよう、簡単だが、属性や目的別に親和性が高いクレジットカードを一覧にしてまとめてみた。

属性 クレジットカード
初心者向け   ライフカード
リクルートカード
主婦向け イオンカード(WAON一体型)
セゾンカードインターナショナル
女性向け JCBカードW plus L
楽天ピンクカード
男性向け JCBゴールド
ダイナースクラブカード
学生向け 楽天カード アカデミー
学生専用ライフカード
目的 クレジットカード
ポイント還元率 三井住友カード(NL)
JCBカード W
年会費無料 楽天カード
エポスカード
ポイントの使い勝手 オリコカードエポスカード ザ ポイント
PayPayカード
シンプルな手続き ACマスターカード
Tカード プラス(SMBCモビット next)
サービスの充実度 アメックス・グリーン
イオンカードセレクト

上記の表は、属性や目的にマッチしたクレジットカードの一例を挙げたものである。

属性の表については、初心者だからといって「ライフカード」に申し込む必要があるわけではなく、女性だからといって「JCBカード」に申し込んではいけないわけでもない。目的の表については、ポイント還元率が業界トップ級に高い2枚を厳選しているが、これらは年会費が永年無料のカードでもある。

それぞれに良し悪しがあり、入会資格も異なるため、気になるクレジットカードがあれば気軽に詳細をチェックしてみると良いだろう。

ビギナー向けの「簡単明瞭」な3枚とは

クレジットカードの選び方に頭を抱えるビギナーに向けて、気軽に作りやすい3枚を紹介する。

  1. JCBカードW
  2. リクルートカード
  3. 楽天カード

高いポイント還元率や年会費永年無料といった特徴があるほか、実用性・付帯保険・サービスを手広くカバーしている、コスパの高いクレジットカードだ。

1. JCBカード W

2023年8月のJCBカードWの21900円もらえる入会キャンペーンとメリットの解説

出典:JCBカード W

発行枚数100万枚を突破したJCBカードWは、価格.comのクレジットカードカテゴリ 人気ランキング ポイント高還元率カード部門にて、2期連続のNo.1を獲得している。年会費が永年無料でありながら、ポイント還元率は最大5.5%と業界上位だ。イトーヨーカドー・セブンイレブン・メルカリなどのパートナー店で利用すれば、基本還元率からのポイントアップが望める。

また、ポイントの使い道は、Amazonでのネットショッピングやスターバックスカードへのチャージなど実に幅広い。ポイントが貯まる・使える店舗およびサービスが網羅されており、初めてクレジットカードを作る人でも使い方に不便を感じないだろう。

申込から発行まではWEB完結でき、ナンバーレスカードを選択すれば最短5分のスピード発行が可能だ。審査完了後、専用アプリ「MyJCB」をインストールしてから本人確認するだけで、スマホ上にデジタルカード番号が表示される。

手順が少なく、気軽に申し込みやすいうえ、最短当日中にすぐデジタルカードを使えるようになるのは、密かに嬉しいメリット。メインカードの国際ブランドがVisaもしくはマスターカードの人は、サブカードの有力候補として検討して欲しい。

さらに、海外旅行傷害保険やショッピングガード保険といった付帯保険も充実している。付帯サービスは、オフィシャルスポンサーであるJCBならではの、ディズニーリゾート関連の特典が満載だ。コスパ最強の人気クレジットカードとして呼び声が高い1枚なので、ぜひチェックしてみよう。

ただし、本カードは18歳から39歳までと入会資格に年齢制限がある点に要注意だ。

JCBカード Wの詳細スペック

2. リクルートカード

リクルートカード|クレジットカードなら三菱UFJニコス

出典:リクルートカード

リクルートカードは、基本のポイント還元率が1.2%と高水準であり、年会費も永年かからないお得なクレジットカード。どこでショッピングしても、公共料金の支払いや電子マネーへのチャージでも、安定的に1.2%のポイントが還元される。月の固定費である公共料金を支払うだけで潤沢なポイントが戻ってくるため、継続的なポイ活の助けになるだろう。

リクルートカードからのチャージでポイント加算対象となる電子マネーは、nanaco・楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCAの4種類。ここで注意したいのは、2022年2月16日以降、電子マネーへのチャージは「JCBブランド」に限り還元率が引き下げられた点。還元率が0.75%にダウンしたのはnanacoとモバイルSuicaの2種類なので、これらに入金するなら、国際ブランドはVisaもしくはマスターカードから選んで欲しい。

また、じゃらん・ホットペッパーグルメ・ポンパレモールなど、リクルート提携サービスでカードを利用するとポイント還元率がグッと上がる。貯めたポイントはリクルート提携サービスで利用したり、Pontaポイントやdポイントに交換したりすることが可能。

このほか、一般カードでありながら国内外の旅行傷害保険や年間200万円のショッピング保険が利用付帯となっており、きめ細やかな補償が強みだ。ただ、特筆すべき付帯サービス・優待特典がないのが惜しい点と言える。

とはいえ、リクルート提携サービスを利用する人、Pontaポイントやdポイントを積極的に貯めたい人、お得さも充実の保険も譲れない人は、持っていて損がない。なお、申込にあたってはリクルートIDが必要となる。

リクルートカードの詳細スペック
  • 年会費 本会員:永年無料
    家族会員:無料
    追加カード ETCカード
    家族カード
    電子マネー・スマホ決済 nanaco
    楽天Edy
    モバイルSuica
    SMART ICOCA
    Apple Pay
    Google Pay
    楽天ペイ
    発行スピード -
    ポイント還元率 1.2%~
    ポイント利用先(例) 他社ポイントに交換
    リクルートサービスで利用
    国際ブランド Visa・マスターカード・JCB
    付帯保険 海外旅行傷害保険:最高2000万円(利用付帯)
    国内旅行傷害保険:最高1000万円(利用付帯)
    ショッピング保険(国内外):年間200万円
    付帯サービス -
    タッチ決済 対応
    ナンバーレスカード なし
    不正利用補償 あり
    マイル移行先 -
    入会資格 18歳以上(高校生不可
    キャンペーン 新規入会&利用で最大6000円分ポイント付与
    ※国際ブランドにより、ポイント対象の電子マネーが異なります。

    ※1:キャンペーン対象はJCBブランドのみとなります。

    ※2:本キャンペーンは予告なく中止・変更する場合がございます。

3. 楽天カード

ポイントが貯まる-使える-年会費永年無料の楽天カード|楽天カード

出典:楽天カード

楽天カードは、2022年度日本版顧客満足度指数調査のクレジットカード業種にて、顧客満足度No.1の王座に14年連続で輝いた。2023年3月末時点では2800万枚以上の発行枚数を記録しており、多くの利用者から人気を博しているクレジットカードだ。

基本のポイント還元率は1%と安定して高く、楽天市場での買い物ならポイントは2倍にアップする。このほか、楽天銀行口座と楽天カードの紐付けや他条件達成で、0.5〜1倍のポイントが獲得可能。そのままでもお得にポイントを貯められるが、身の回りを楽天サービスで統一しているなら、より効率的で賢いポイ活を送れるだろう。

ザクザクと貯まったポイントは「RPOINT」の目印がある全国各地のお店で利用できる。マクドナルドやガストといった飲食店、ファミリーマートやデイリーヤマザキといったコンビニ、そのほか美容・趣味・暮らしなど、多岐にわたるサービスで使える選択肢の多さが自慢だ。

入会資格は厳しくなく、高校生を除いた18歳以上なら申込OK。海外旅行関連の保険・サービスが付帯する優れた点からも、ビギナー向けのクレジットカードに相応しい1枚と言える。

また、カードデザインが豊富なうえ、4つの国際ブランドから選択できるのも特徴だ。自分らしいクレジットカードを選びたい人、メインと異なる国際ブランドのサブカードが欲しい人にも勧めたい。

楽天カードの詳細スペック

クレジットカード利用の注意点

クレジットカードを保有したら、注意すべき点が3つある。

  • 他人に貸さない
  • 暗証番号を教えない
  • カード利用代金の支払いを滞納しない

家族や親しい友人でも、クレジットカードは絶対に貸してはならない。クレジットカードを利用できるのは、審査に通過した本人のみ。クレジットカードの貸し借りは会員規約に違反する行為となり、最悪の場合は解約される恐れがあるため十分気をつけよう。

暗証番号を第三者に教えるのは、不正利用を誘うリスキーな行為だ。多くのカード会社は不正利用に対する補償制度を設けているが、自らが暗証番号を共有するなど「故意による不正利用」は補償対象とならない。支払責任を問われる可能性があるので、注意して欲しい。

カード利用代金の支払滞納については、信用情報に金融事故の記録が残ってしまい、今後の借入等に影響を及ぼす。住宅ローンや自動車ローンを組めなくなったり、携帯電話を割賦払いで購入できなくなったりする場合があるため、要注意だ。

クレジットカードを利用する前には、会員規約や契約内容にしっかりと目を通し、注意点を把握するように心がけよう。

まとめ

自分に合ったクレジットカードを賢く選ぶなら、まずは作る目的を明確にしたい。

コストをかけずに使い続けたいなら年会費永年無料、お得にポイントを貯めつつ買い物したいならポイント還元率というように、目的に合った選び方をすれば後悔を防げる。選ぶ基準は人それぞれだが、年会費が発生しても自分のツボを押さえるサービスが豊富な場合は、年会費なしにこだわる必要もない。

「想像以上に手続きに手間がかかった」「行きつけのお店でポイントが貯まらなかった」などと失敗しないよう、自分のなかで求める条件に優先順位をつけ、生活に役立つ1枚をみつけよう。

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October 25, 2023 at 10:00AM
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