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「レンタルなんもしない人」が仕事で東京・赤坂の巨大クッションでくつろぐ「何もしないのが向いている」 - サンスポ

ファッション&デザインイベント「東京クリエイティブサロン2024」の巨大クッションでくつろぐ「レンタルなんもしない人」こと森本祥司さん=東京・赤坂

SNSのアカウント名「レンタルなんもしない人」で知られる森本祥司さんが15日、国内最大級のファッション&デザインイベント「東京クリエイティブサロン2024」の会場のひとつである東京・TBS社屋前の赤坂サカス広場を訪れ、サンケイスポーツの取材に応じた。

自身を〝レンタル〟する仕事をしており、依頼者の希望で悩みを聞いたり、開店セールの並びなどをこなす森本さん。自著のノンフィクションエッセーがドラマ化されるなどユニークな仕事は注目を集めている。

今回は地名の「赤坂」から赤色で緩やかな坂をイメージした巨大なクッションアート「ヤワラカサカ」で約6時間、横になるなどしてくつろぐのが仕事。「担当者の方からは『人通りが少ないところなので、人のにぎわいを増やすために来てほしい』という依頼を受けました」と説明した。

実際の会場は「僕がいなくてもにぎわっている」と盛況だったが、「成果や結果を気にしないので、今回は『僕がいなくてもよかったなぁ』と思いつつも、それはそれでよかったです」と穏やかな表情で納得した。

以前は出版社に勤務していたが、「うまくなじめなくて、できることを探したけど何も向いていない気がした」と退職。その後、「何もしないこともニーズになるのでは」と発想を転換し、2018年からこの仕事を始めたという。

依頼は1日平均2、3件。報酬は「基本的には依頼者に決めてもらう」がルールで、「1円という方もいますが、毎日違う人に会って日々新鮮です」と充実している。海外からも依頼があり、「韓国をひとりで旅行中の日本の方が、寂しくなったので夕食を付き合ってほしいと。友人には迷惑がかかるので頼めなかったそうです」と明かした。

依頼内容の変化も感じており、「ひとりでは部屋の掃除がはかどらないから、ただ見ていてほしいなどの実用的なものから、近年は切実で精神的なものが増えている」と指摘。「東京から大阪に引っ越すので見送ってほしいとか、友人には気を使わせたくないから、離婚届の提出に付き合ってほしいとか…」などと具体例をあげた。

仕事を通じて「何かしてあげたくなることはあるか?」と聞くと、「何もしないのが自分に向いているので、その人の役に立とうとかあまり思わないように気を付けている」と適度な距離感を大切にする。今回の会場では「老若男女が楽しんでいて、それぞれの解釈で楽しめるのがアートだと思った」と感心していた。

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March 16, 2024 at 11:22AM
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