クレジットカードの利用情報をもとに算出した6月前半の消費動向をあらわす指数は、下げ幅が縮小したものの、依然として旅行や宿泊などは、感染拡大前と比べて大きく落ち込んでいます。
これは、データ分析会社のナウキャストとクレジットカード大手のJCBが、カードの利用情報をもとにプライバシーを保護したうえで消費動向をあらわす指数としたものです。
それによりますと、6月1日から15日までの指数を感染拡大前の1月後半と比較すると17.9%の下落となりました。
5月後半は、20.1%の落ち込みだったため下げ幅は縮小しました。
内訳をみますと、
「旅行」がマイナス75.3%、
「宿泊」がマイナス61.1%、
映画などの「娯楽」がマイナス48.8%、
「外食」がマイナス41.3%と、
依然としていわゆるレジャー消費が大きく落ち込んでいます。
ただ、5月後半と比べるといずれも下げ幅は縮小しました。
一方、いわゆる「巣ごもり消費」は
「ネット通販」が23.1%、
動画などの「コンテンツ配信」が22.5%と引き続き伸びています。
調査を行ったデータ分析会社は「緊急事態宣言の解除で外出が増えても、ネット通販やコンテンツ配信は引き続き好調で、生活の中にネットを通じた消費が定着しつつあることが伺える」と話しています。
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July 01, 2020 at 09:00AM
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