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クレジットカードは20代からがおすすめ!上手に使って“貯まる”生活を | Money Method - 神戸新聞

クレジットカードがあれば、今やどこでもスムーズに買い物ができる時代です。現金払いでは貯まらないポイントがクレジットカード払いするたびに付与されるため、毎日の生活にクレジットカード払いを組み込むだけで数年後、数十年後に大きな差が生まれます。

そこで今回は、クレジットカードで20代から持っておくべきクレジットカードのご紹介や注意点などをご紹介していきます。

20代でクレジットカードを持つべき理由!

クレジットカードは、入会前に審査がありますが、高校生を除く18歳以上の人であれば、基本的に誰でも作成できます。20代になったのを機に自分名義のクレジットカードを持つという人や、まわりから発行を促されるケースも少なくありません。そして、自分のクレジットカードを作り、日常生活で上手く活用すれば、マネーリテラシーが身につくだけでなく、QOL(Quality of life:クオリティ オブ ライフ)の向上が期待できるでしょう。ここでは、20代でクレジットカードを持つべき主な理由を3つ説明していきます。

20代ならではのサービスが豊富にある

20代でクレジットカードを作るメリットの一つとして挙げられるのが、「20代ならでは」のサービスが豊富である点です。

サービス内容は多岐にわたっていますが、主なサービスの具体例としては以下が挙げられます。

・年会費が無料のクレジットカードがある
・クレジットカード会社の優待店を利用すれば、ポイント還元率が高くなる
・クレジットカード会社の優待店で買い物をすれば、割引が適用される場合がある

普段よく行くお店が優待店という場合、ポイントをコツコツ貯めることで、嬉しいサービスを受けられる可能性があるかもしれません。

ただし、ポイントの利用には期限が設けられていることがよくあるので、サービスを利用する場合、有効期限も忘れずに確認しておきましょう。ほかにも優待店の買い物に関しても、割引適用の商品や期間が絞られているので、事前にチェックも必要です。

20代前後限定の特典が多い

20代前後でしか作れない限定のクレジットカードは、入会時の特典やカード利用時のポイント付与が大きい場合がほとんどです。

また、その年代の人がよく使う店・サービスでのポイント還元やサービスに力を入れていることが多いため、上手に使えば高い還元率を期待できるでしょう。

20代から信用情報の積み上げができる

クレジットカードの仕組みは、カード利用者がカード会社に申し込んでクレジットカードを発行してもらい、カード加盟店でそれを示して信用と引き換えに商品を渡してもらい、代金は後払いするというものです。

商品を先に受け取るために、後から行う支払いで“お金が足りず払えない”という状態になれば信用を失ってしまいます。クレジットカードを日常的に滞りなく使用できる状況である場合、それはそのまま“信頼を積み上げていける”という社会的な評価に繋がるといえます。

20代前後でしか利用できないクレジットカードを作成した場合、制限された年齢に達すると次のグレードのカードへ更新を行うことになります。年収などの要件を達成していることが大前提となりますが、その時点で信頼の積み上げができていれば、比較的グレードの高いカードへもスムーズに移行することが可能です。

プラスアルファが付いて現金よりお得

現金での支払いの場合、商品やサービスの対価としてお金を支払うというやりとりしか生まれません。しかしクレジットカードを利用することにより、そこにプラスアルファでポイントが付帯し、そのポイントを幅広い方法で活用できるというメリットが生まれます。

カード会社では独自のポイントモール運営やさまざまなサービスとの提携を行っていることが多いため、日常の買い物をするだけでプラスアルファの特典が付く楽しさがあるといえるでしょう。

買い物履歴は明細でしっかりとチェック

社会人として働き始めたばかりの20代は、日常で必要なものから娯楽品までさまざまな買い物が増えることでしょう。だからこそクレジットカードを使って、きちんと買い物履歴をチェックし、買い物の仕方を振り返ることが大切です。

現金だとレシートをなくしてしまえば履歴が残りませんが、クレジットカード決済であればスマートフォンといったデバイスでWeb明細にアクセスすれば、どの商品をいつ・いくらで買ったのかを後から確認できます。毎日の家計簿をつけるのが苦手なタイプの人は、クレジットカードで買い物をするのもおすすめです。20代からは自身の買い物をきちんと振り返ってお金の使い方や流れを把握し、後悔しない“貯まる生活”へとシフトしていきましょう。

様々なお買い物に対応できる

基本的にクレジットカードは、購入した商品やサービスに応じて、支払い方法を選べます。クレジットカード会社によって内容が異なりますが、一括払いのほかにも、分割払いやボーナス払い(※一般的なボーナス月に適用、年2回)、リボ払いのいずれかを選択する流れとなります。

なお、高価なものをボーナス払いや、リボ払いで支払い回数や金額を調整しますが、リボ払いといった一部の支払い方法によっては、手数料が生じます。手数料の金額も忘れずにチェックしましょう。

比較的審査に通りやすい

20代でクレジットカードを作る場合、比較的審査が通りやすいと言われてします。その理由として挙げられるのが、クレジットカード会社側にとっては、20代はクレジットカードを長く利用してもらえるという認識があるからです。そのため、20代をターゲットにしたサービスが確立されている傾向が見られます。後述の「三井住友カードデビュープラス」などは、入会年齢を絞ったサービスを展開しています。

20代で検討すべき!おすすめクレジットカード10選

クレジットカードは生活をより豊かにしてくれるものですが、種類が豊富なためにどれを選べば良いか分からない場合もあるでしょう。今回は20代におすすめのクレジットカードを10点、厳選して紹介します。

JCB CARD W

JCB CARD WはJCBが発行するプロパーカードで、18歳~39歳限定で入会が可能です。

こちらはプロパーにも関わらず年会費がずっと無料、そして“パートナー店”で買い物をする際にはOki Dokiポイントが2倍~10倍になるといった、ランニングコストの低さと非常に高い還元率が魅力です。

パートナー店にはスターバックスやAmazon、セブンイレブンやビックカメラなどがあり、日常で多く利用する人であればお得度はかなり高いカードです。

39歳までに入会すれば、40歳以降もずっと年会費は無料です。また、2017年からはJCB CARD Wと全く同じ機能を持った女性向けカード「JCB カード W plus L」も登場。こちらはさらに女性に嬉しい協賛企業からの優待や特典が多くなっています。

エポスカードVISA

エポスカードVISAは、ファッションや雑貨で有名な丸井グループの子会社である「株式会社エポスカード」が発行するプロパーカードです。

こちらもプロパーでありながら入会金や年会費無料であることが大きな強みですが、マルイ以外にもよく使うお店がある場合は、提携カードを選べばさらなる特典を得ることが可能です。

エポスカードVISAと提携するのはKITTEやエアークローゼット、KEYUCAなど20代に人気のお店。人気のキャラクターとコラボしたカードもあるため、お得だけど人と違うクレジットカードを持ちたいという場合にぜひおすすめの一枚です。

楽天カード

今や日本のインターネット通販に欠かせない存在となっている、総合ショッピングモールを運営する「楽天」。楽天を使ったショッピングが多いのであれば、20代のメインクレジットカードとして楽天カードを作成するのが非常にお得な選択肢であるといえるでしょう。

ポイント還元率は1%と高めの水準であるうえ、楽天のサービス(楽天市場や楽天トラベル、楽天銀行や楽天証券、楽天エナジーなど)と連携して利用すれば日常的により多くのポイントを獲得することが可能です。

年会費が無料であるほか、貯まったポイントをそのまま買い物やカードの支払いに充てやすいのも便利です。提携サービスが多いため、日常生活で使う多くのものを楽天サービスにすればメリットはさらに大きくなるでしょう。さらに20代女性には、女性に嬉しい特典が多く付帯した楽天PINKカードもおすすめです。

リクルートカード

リクルートカードは、ファッションやグルメ情報を網羅するホットペッパーや旅行サイトじゃらんなどを運営する、リクルートグループが発行している提携クレジットカードです。

リクルートカードの大きなメリットは年会費無料ながら、還元率は1.2%と高水準であること、20代が多く活用するサービスでポイントを貯めやすくなっていることです。リクルートが運営するポンパレモールでリクルートカード決済を行えば、還元率は常時4.2%。貯まったポイントはローソンで使えるPontaポイントに交換すれば、日常生活で無駄なく活用できます。

Orico Card THE POINT

日本の代表的な信販会社であるOricoが発行するOrico Card THE POINTは、年会費無料かつ還元率は常に1%以上の、初めてのクレジットカードとして使いやすいものとなっています。

電子マネー・タッチ決済であるiDとQUICPayを搭載しており、日常の買い物をより簡単・便利に行えます。もちろん国内旅行や海外旅行で役立つトラベルサポートも付いて、アクティブな活動をしっかりと支えてくれる心強い20代向けクレジットカードだといえるでしょう。

JCB CARD W plus L

JCB カード W plus Lは、申し込み条件を18歳以上39歳以下限定した年会費無料(※40歳以降も継続可能だが、年会費○○円を負担する)のクレジットカードです。女性向けの手厚いサービスが充実している点が特徴として挙げられています。

特典として、会員限定の豪華プレゼント(※ホテル宿泊券やアクセサリーなど、月によって内容に変更あり)が当たるチャンスや、plus L限定の女性疾病保険のサポート、Oki Dokiポイントが常に2倍貯まるプログラムが用意されています。

三菱UFJカード VIASOカード

三菱UFJカード VIASOカードは、Webで簡単申し込みができ、審査不要のクレジットカードです。年会費に関しては、無条件で無料となっているので、年会費を抑えたい層にはおすすめのカードと言えます。カラーは、ピーコックグリーンとダークグレーの2種から選べます。

貯まったポイントは、自動で還元するオートキャッシュバック機能を運用しているので、還元手続きの負担が減るだけでなく、ポイント失効を未然に防ぐことができます。なお、オートキャッシュバックは、1ポイントにつき1円が基本であり、蓄積期間はご入会を基準に1年間。ほかにも携帯電話(※NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイルが対象)やインターネットプロバイダ(※Yahoo! BB、OCN、au one net、BIGLOBE、ODN、So-net)の利用に関しては、ポイント2倍の対象となります。

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カード

セゾンブルー・アメリカン・エキスプレス・カードは、年会費は3,300円(税込)。25歳までに申し込むと、26歳まで無料になります。

ポイントは有効期限がない永久不滅ポイントが適用されるので、好きなときにお目当てのものを買ったり、サービスを受けたりすることが可能です。200ポイントからAmazonギフト券などの交換ができるだけでなく、JALやANAのマイルの移行などができるので、汎用性に富んだクレジットカードです。ほかにも税金の支払いでポイントが貯まるのもこちらのカードの魅力の一つとも言えます。

また、空港からスーツケースを無料で届けてもらうサービスを展開しているので、海外へ行く機会がある方におすすめのクレジットカードといえるかもしれません。

JAL CLUB EST

JAL CLUB ESTは、日本に生活基盤を持っている20代のビジネスパーソンに絞ったクレジットカードです。JCBやVISA、アメックスなどの提携ブランドが選択できます。年会費は、普通カードの場合、初年度は無料であり、2年目以降は年間2,200(税込)円。アメックスのカードにした場合、6,600円(税込)となっているので、選択した提携ブランドによって、負担額が異なります。

航空会社が運営しているカードという特性から、毎年2,500マイル貯まり、六点航空券などのあらゆる特典に交換することもできます。ほかにも限定サービスとして、JALグループの国内線の利用で、年間5回のサクララウンジも利用できます。

ライフカード

ライフカードは、年会費が無料であり、入会後1年間はポイント1.5倍となるだけでなく、1年間の利用金額が50万円以上になると300ポイントがプレゼントされます。また、誕生月のポイントが3倍となるので、誕生月に買い物頻度を多くすると、早いタイミングでポイントを貯めることができます。

さらに、1年間の利用金額に応じて翌年度もポイントが貯まる4つのステージプログラムを設けているため、最大で2倍のポイントが付与されます。ポイントの有効期限は、最大で5年間。ポイントが1年で失効して無駄になったというリスクも軽減でき、ポイントの使い道をじっくり考えることができるでしょう。

dカード

dカードは、ドコモが運営している年会費永年無料のクレジットカードです。特にdocomoユーザーにおすすめのカードであり、普段のショッピングだけでなく、利用料金の支払いの割引にも適用しているのが特徴です。基本的なポイント還元率が1%となっていますが、特約店で決済するとさらにポイントが付与されるというお得な特典も設けています。

さらに「d払い」のアプリを入れておき、d払いの支払いができるショップで決済すれば、ポイント還元率がアップすることもあります。

auPAYカード

auPAYカードは、年会費無料のクレジットカードであり、利用金額100円(税込)ごとに1ポイント貯まる仕組みとなっており、ポイントアップ店で利用するとさらにポイントもアップが可能です。

また、公共料金の支払いをauPAYカードにすると、ポイントが毎月貯まるのも、このカードのメリットといえるでしょう。

20代におすすめのゴールドカード4選

ゴールドカードというと、収入が安定している社会人経験豊富なビジネスマンのイメージがありますが、実は20代向けにおすすめのゴールドカードも展開しています。

ここでは、おすすめのゴールドカードについて解説します。

JCB GOLD EXTAGE

20代で海外へ行く機会が多く安定収入が望めるのであれば、メインカードとしてゴールドカードを検討するのがおすすめです。

JCBのプロパーカードとなるJCB GOLD EXTAGEは、年会費3300円ですが初年度のみ無料、さらに家族会員は1名様に限り年会費無料となっています。こちらもJCB CARD Wと同じくパートナー店でOki Dokiポイントがお得に貯まるほか、ゴールドカードならではのしっかりとした旅行傷害保険やショッピングガード保険が付帯しています。

申し込み対象が20歳以上29歳以下の限定となっているため、ゴールドクレジットカードを考えている20代の人におすすめです。想像以上にポイントが貯まりやすく、非常に使いやすいカードであるといえるでしょう。

ただし、5年後の初回更新時に審査を経て自動的にJCBゴールド(ORIGINAL SERIES)へ切り替わり、年会費や全てのサービスも変更されます。

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

こちらは国際ブランドであるアメリカン・エキスプレス(通称アメックス)が発行するプロパーのゴールドカードです。

年会費は3万1900円で、20代のクレジットカードとしては高額に感じるかもしれません。ただし家族カードは1枚目無料、スマホの破損も補償するスマートフォン・プロテクション、国内外約200店舗のレストランで1名様分のコース料理が無料など、サービスは非常に充実しています。

さらに継続特典としてスターバックスで使えるドリンクチケット3000円分や、国内対象ホテルで使えるクーポンなど、毎年の楽しみが増えるサービスもあります。

国内外の旅行の際に活用できる荷物サービスや、ラウンジ利用サービスももちろん付属しています。アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードは、全てにおいて快適かつ上質なサービスを求める20代向けの、高品質なゴールドカードとなっています。

三菱UFJカード ゴールド

三菱UFJカードにはゴールドとゴールド・プレステージがありますが、ゴールドはプレステージよりも年会費を抑えた、初めてのゴールドカードにおすすめのタイプとなっています。

年会費は初年度無料、翌年度以降は2095円で家族会員は1名様のみ無料となっており、他社のゴールドカードと比較しても非常にリーズナブルです。

18歳以上で安定収入があれば契約可能で、国内・海外の旅行傷害保険やショッピング保険も充実。追加可能カードとしてUnionPayもあるため、アクティブに活躍する20代におすすめのゴールドカードです。

UCカード ヤングゴールド

UCカード ヤングゴールドは、年会費は3,300円(税込)であり、ゴールドカードの年会費にしては比較的安めの価格設定になっています。申し込みの年齢層は20~29歳のお勤めの方です。UC海外・国内旅行傷害保険においては、最大3,000万円が付帯されるので、別途手続きの手間がありません。家族カードに関しては、年会費無料です。サービス利用に関しても会員本人と同じ内容となっています。

20代におすすめのクレジットカードを選ぶポイント

20代におすすめのクレジットカードを選ぶ場合、どのようなポイントを知っておくと良いのでしょうか。ここでは、申し込む前に意識したいポイントについて解説します。

年会費が負担にならないか

クレジットカードを申し込む場合のポイントは、年会費が負担にならないか考えることが先決です。

クレジットカードの年会費は、永年無料や入会1年目のみ無料、1年目から有料などと、各会社やコースで運用が異なります。クレジットカードの使用頻度が少なく、年会費をいくらか支払っていると無駄な支出となるので、申し込みの時点で使用頻度が予測できないなら年会費無料のクレジットカードを検討しましょう。

ポイントはお得に貯まりやすいか

クレジットカード会社を決める場合、ポイントが貯まりやすいかどうかを確認しましょう。最近のクレジットカードのポイントは、提携店で使用すると入手できるポイントがアップしたり、公共料金に紐づけるとポイントが自動的に溜まったりするといったサービスがあります。

ポイント還元率に注目しないでカードを発行した場合、普段のお買い物で思ったほどポイントが貯まらない事態になります。ポイントの貯まりやすいサービスはカード会社によって異なるので、自身の生活に合わせて選ぶと良いでしょう。

付帯する特典や特典は豊富にあるか

クレジットカード会社の付帯特典は、種類も豊富です。自分のライフスタイルや目的とマッチした特典が付帯するカードを選ぶことで、生活をより楽しく過ごせるかもしれません。

例えば、国内外の旅行を定期的にする場合なら、旅行傷害保険の付帯したカードを選び申し込みをすると、旅行中も安心でき、思う存分楽しめます。

電子マネーやコード決済を利用できるか

クレジットカードによって、電子マネーやスマホ決済の内容が異なっています。

クレジットカードを登録する際に、普段自分が使っている電子マネーに対応しているかどうかを確認しておくと、申し込み後も混乱することなくスムーズに使えることでしょう。そして、ポイントも効率良く貯められます。

20代からのクレジットカードで注意するべきポイントは?

現金を持たなくてもさまざまなサービスを利用できる便利なクレジットカードですが、その背景には“信用と引き換えにサービスを利用し、代金は後払いにできるよう契約している”という事実があります。

そのため信用を損なう行為をした場合には、クレジットカードの新規契約および継続契約、または新たなローン契約などが難しくなるというペナルティが与えられることもあります。

クレジットカードを持つことは、社会人としての責任をひとつ抱えることになると理解しておきましょう。クレジットカードを使ううえで、特に注意すべきは以下の3点です。

利用明細をこまめにチェックする

以前は紙の利用明細書が契約者の登録住所に郵送されてくることが一般的でしたが、現在はネット上で確認できるWeb明細の発行のみが主流となってきています。

年会費の割引要素として“Web明細のみの利用”を提示している会社も多くありますが、Web明細はつい確認を忘れやすいというデメリットもあります。

明細を確認しない場合、気付くと大量のポイントが期限切れになっていた、もう必要のない契約を解約しないまま数ヶ月も払い続けていた、などが発生することもあります。メリットの大きいクレジットカードを有効活用するためにも、利用明細はこまめに確認しましょう。

計画的な買い物と確実な支払いを

クレジットカードは信用を担保に商品を先に受け取り、お金を後払いするという契約となっているため、お金を支払う段階で「足りない!」となると、信用を失うことに繋がります。

もちろん何らかのミスやトラブルにより、まれに残高不足が起こることもあるでしょう。しかしそれを繰り返すと、そもそも支払い能力が不足しているとみなされる可能性が高いため、クレジットカード利用の継続が難しくなると同時に、信用情報へ傷が入ってしまうことになるでしょう。

クレジットカードの利用を始めたら、必要なものだけを買い、明細を定期的に見直して無駄がないかチェックすることを意識すれば、少しずつ買い物上手になっていくでしょう。

リボ払いの仕組みを正しく知ろう

リボ払い(リボルビング払い)は、近年利用者が増えてきている支払い方法です。リボ払いを積極的に宣伝している大手企業も少なくないため、便利な支払い方法だと感じる人は多いかもしれません。

リボ払いとは、買い物した金額や量に関わらず毎月の支払いを一定の金額に抑えられる分割払いの方法です。もちろん毎月の支払いは少なく抑えることができますが、残りは支払残高として積み上がっていき、その金額に応じて利子が設定されていきます。

上手に使えばメリットの大きい便利な仕組みですが、安易に利用してしまうとずっと支払いが終わらないというループに陥ってしまう可能性もあります。計画的に活用するなら良いですが、毎月の支払額が少なくなるから、またはリボ払いにすれば特典が付くからと、気軽に利用するのはリスクが伴うことを理解しておきましょう。

申し込み時にキャッシング枠をつけないこと

はじめてクレジットカードを申し込む際にしておきたいのが、キャッシング枠をつけないことです。

クレジットカード利用におけるキャッシングの意味合いとは、ATMでお金を出金して借りることです。いわゆる「借金」を指しています。申し込みの際に「キャッシング枠を希望する」にししまうと、会社側から「お金を借りる=お金に余裕がない、金銭的に不安がある」と見なされるので、審査も難航する可能性があるかもしれません。

なので、最初の申し込みの際には、「キャッシング枠/希望しない」という形で申請をすすめていきましょう。

一度にたくさん申し込まないこと

利用限度額を確認する

ひと月当たりのクレジットカードの利用は、無駄な上限額が定められています。定期的に利用限度額の確認と、自分の収入で毎月返済できる金額を確認しておきましょう。

クレジットカード作成の手順

クレジットカードの作成に関しては、3枚つづりの専用の用紙に必要事項を書いたり、捺印したりする流れが定着していますが、情報化社会の今日、紙ベースのほかにも、Webサイトから必要事項を入力し、申し込むスタイルもあります。

今回は、クレジットカードをWebサイトから申し込んで作成する手順について解説していきましょう。

クレジットカード作成に必要なものを用意する

Web上でクレジットカードを新規で申し込む場合、以下の2つを用意します。

・本人確認書類
・カードの利用代金を支払う銀行口座

本人確認書類

Web上でクレジットカードを申し込む場合、現住所が記載された本人確認書類2種類が必要です。そのうちのひとつの書類が、運転免許証やパスポート、学生証(※学生の場合)、マイナンバーカード、在留カードなどといった本人の顔写真が入っているものです。

そして、もう一つの本人確認書類に関しては、住民票や健康保険証といった、現住所が確認できる書類です。ただし、住民票に関しては、発行されてから6カ月以内のものに限りますので、注意が必要です。

ただし、2020年2月4日以降に発行されたパスポート(=新型の2020年旅券)は、住所などを記載していた所持人記入欄がなくなったため、本人確認書類に該当しません。書類を揃える前に発行日を確認することをおすすめします。

また、顔写真入りの本人確認書類を持っていない場合は、以下の書類から1点追加で必要です。

・健康保険証
・国民年金手帳
・母子健康手帳
・印鑑登録証明書

加えて、上記の書類と一緒に、役所で以下の書類のうち1点を発行します。

・住民票
・住民票記載事項証明書
・戸籍謄本・抄本

本人確認書類に記載されている住所が現住所と異なる場合は、現住所が確認できるものも一緒に用意します。主な書類は以下のとおり。

・公共料金の領収書(電気・ガス・水道・NHK)
・国税および地方税の領収書や納税証明書
・社会保険料の領収証書

カード利用代金を支払う銀行口座

クレジットカードの利用代金を支払う口座は、原則としてクレジットカードを利用する本人名義となります。

Webサイトでクレジットカードを新規で申し込む場合は、口座情報の入力が必須です。手元にキャッシュカードもしくは通帳を用意しておきましょう。

クレジットカード作成の流れ

クレジットカードをWebサイトから申し込んで作る流れは以下の通りです。

1.クレジットカード会社およびコースを選ぶ

クレジットカードを選ぶ際にしておきたいとは、まずは自分がお目当てのクレジットカード会社とコースを探すことです。

Webサイトで検索するとクレジットカードには、実にたくさんの種類があるだけでなく、それぞれのカードにおいてポイント還元額や付与されるサービスなどが異なっています。それらの点もきちんと理解した上で、自分に最適なクレジットカードを検討しましょう。

2.Webサイトにアクセスし、必要事項を入力する

Webサイトでクレジットカードの申し込みをする場合、専用のWebサイトからアクセスします。また、申し込みの際にQRコードが入っているケースもあるので、QRコードからアクセスして申し込むこともできます。

専用の申し込みフォームが画面表示されたら、氏名や生年月日、勤務先や雇用形態、年収などといった必要事項を入力します。記入が終わったら、抜け漏れや記入ミスがないかを確認します。Webで申し込む場合、念のため。入力した内容や選択した内容の画面をスクショすることをおすすめします。

3.クレジットカード会社からの審査結果を待った後、受け取る

クレジットカードの新規申し込みをWeb上で行った後、クレジットカード会社では、申込者の支払い能力の有無などの審査を進めていきます。審査結果のタイミングは、クレジットカード会社によって大きく異なっており、翌日発行もあれば、2週間程度などと期間に開きがあります。

審査に通過すると、申し込んだクレジットカード会社から本人限定受取郵便扱いでクレジットカードが発送されます。

クレジットカードが届いたらしておくべきこと

クレジットカードが届いた後にしておきたいことについて、解説していきましょう。

申し込んだカードかを確認する

クレジットカードが手元に届いたら、申し込んだ際のスクショの画面やメールの情報と照らし合わせ、自分が申し込んだものかどうかを確認しましょう。

もし、内容に相違があるなら、すぐにクレジットカード会社に連絡します。

契約内容を確認する

クレジットカードが届いた際の契約内容も忘れずに確認しましょう。特にクレジットカードと一緒に同封されている台紙は、利用限度額や締め日、支払い日などの重要事項が含まれています。

ここで注意したいのが、利用限度額が申し込み時と申し込み後の金額に相違があることです。限度額を知らずに使用していると限度額よりもカードを使っていた入力した金額とは異なることも多く、確認せずに使っていると知らないうちに限度額に達してしまい、カードが使えなくなってしまうかもしれません。

カードの裏面にサインする

カードの裏面に直筆のサインをすることは、自分がカードの持ち主である証です。裏面にサインがないと、不正や窃盗の被害にあっても損害額が補填されなくなる場合もあります。

また、クレジットカードの裏面に相応しいペンの種類は、油性ペンです。文字の太さなどの観点からサインが目立つ、油性ペンを使ってサインを書きましょう。ボールペンだと、モノによっては筆圧によって上手く入らない点と、インクがこすれてしまうことがあるので、なるべく使わない方が良いかも知れません。

カード会社の電話番号を携帯電話に登録しておく

20代のクレジットカードQ&A

クレジットカードを活用するとメリットが大きいことは分かったけれど、セキュリティの面や審査などを考えると少し不安…そんな人も多いでしょう。では一般的な20代のクレジットカードに関する現状がどんなものであるのか、少し紹介していきます。

クレジットカード、20代の平均保持枚数は?

結論からいえば、一般的なクレジットカードの保持枚数としては1人2~3枚が一般的な枚数となっています。

理由としては、枚数を絞った方がポイントが貯まりやすい・1枚のみでは磁気不良や紛失等の際に困る・2~3枚あれば基本的な国際ブランドを網羅でき、どこでもクレジット払いができるなどが挙げられます。

もちろん年齢やライフスタイルによって自身に合ったカードの種類や枚数は変わっていくため、実際に利用してみてから更新の際に別のカードへの変更を検討しても良いでしょう。

クレジットカードは学生・アルバイトでも作れる?

学生やアルバイト・パートの場合は安定した収入があるとはいえない場合も多く、クレジットカードが作れるか不安に感じる人もいるのではないでしょうか。

しかし学生ならば学生として、アルバイトやパートであればそれを正しく申請することにより、クレジットカードの審査は基本的に通る場合が多いといえます。ただし支払い能力は安定収入を持つ会社員等より少ない場合が多いため、利用限度額などは抑えられる傾向にあります。

学生やアルバイト・パートが審査に通るには?

審査に通りやすいと考えられるのは、学生向けカードや10代・20代向けカードです。初めてのクレジットカード作成であれば信用情報がまだ何もない状態のため、学生であれば学生(収入なし)、アルバイトやパートであればその収入を正しく記載すれば、審査落ちすることは少ないと考えられます。

一般的に学生を養っている家庭には経済力があるとみなされるため、アルバイトよりも学生の方が審査に通りやすい傾向にあります。学生でアルバイトをしている場合は、学生であることを記載すると良いでしょう。

クレジットカードの審査に落ちた・通らない場合は?

適切なカードを申し込んでも審査に通らなかったという場合は、支払い能力を判断しにくい不備のある収入の記載となっている、一定期間のうちにいくつかのクレジットカードに申請を出しているなど、信用を担保できない状況になっていることが考えられます。

その場合は、一定期間を置いてひとつのカードに絞る、年収を正しく記載するなどして再度申請してみると良いでしょう。もしくは直接カード会社のサポートデスクに問い合わせて、理由を確認してみる方法もあります。

クレジットカードは複数枚必要?

複数枚のクレジットカードを持つ人もなかにはいますが、普通にショッピングやサービスで使えていれば、わざわざ複数枚のカードを発行する必要ありません。初めてクレジットカードを発行する場合は、しばらく1枚でやりくりしても支障をきたすことはないでしょう。

また、複数枚のクレジットカードを持つメリットは、クレジットカード会社が展開している独自の特典やサービスを幅広く利用できる点です。ほかにも異なる種類の国際ブランドのクレジットカードを持っていると、国内外の多くのお店で利用できるかもしれません。

クレジットカードを1枚持つか、複数枚持つかは、ご自身のライフスタイルやビジョンを考えて決めるのが妥当でしょう。

20代でゴールドカードを作るメリットはある?

20代でゴールドカードを持つのは、年齢的に早いと思う人も少なからずいることでしょう。20代でゴールドカードを持つメリットとして挙げられるのが、利用限度額が高い点です。一般カード利用限度額は、10万~50万円ですが、ゴールドカードだと10万~300万円となります。

ただし、実際の利用限度額は、勤続年数や借入額といった情報をもとに決まるので、支払い遅延が発生した場合は審査が通らないこともありますので、注意が必要です。

ほかにも、旅行保険の金額も大幅にアップできたり、ゴールドカード限定の豪華サービスを受けられたり、ポイント還元率がアップするなどのサービスを受けられます。

クレジットカードの支払いを延滞したらどうなる?

銀行の残高不足などでクレジットカードの支払いが滞納した場合、クレジットカード会社から督促状が送られてきます。督促状の一般的な内容は、期日までに引き落とし口座に入金を促す内容となっています。滞納が続くと、延滞損害金の支払いが発生するとともに、ブラックリストに入ってしまい、利用停止になる可能性もあります。

将来的に車やマイホームを購入したいという場合、クレジットカードの延滞した履歴があることで審査が通らなくなるので、クレジットカードの延滞には十分気をつけましょう。

20代で働き始めたら、まずはクレジットカードを作ろう

クレジットカード選びは難しく感じるかもしれませんが、大切なのはサポートの豊富さや還元率の高さではなく、ライフスタイルに合ったクレジットカードを持つことです。

例えばほぼセブンイレブンしか利用しない人が、ローソンでの活用でメリットの大きいクレジットカードを持つのはあまりお得だとはいえません。また、海外旅行に全く行かない人が年会費高めの、ラウンジ利用特典や旅行保険が充実しているカードを持つこともお得であるとはいえないでしょう。

20代であれば、まずは日常でよく利用する店舗で活用可能なものや、ライフスタイルに合ったカードを選ぶのがおすすめです。普段使いをしていればポイントが自然と貯まり、さらにそのポイントを活用しやすいサービスを選ぶと良いでしょう。クレジットカードを上手に活用して、お得と信用をこつこつと積み上げていきましょう。

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December 16, 2021 at 10:00AM
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